「天からの光」  05.10.23
           徒言行録9:1〜22

 神さまのなさることは、私たちの思いをはるかに超えていることが
多いのです。本日の場面には、思ってもいなかった道が神さまに
よって示されたにもかかわらず、神さまに従う思いを持って、神さま
への信頼の中で身を委ねて進んだ二人の人が描かれています。
 神さまは、教会を迫害していたサウロを、ご自分の教会に招き
いれます。迫害してきた者が、迫害されていた者たちと一緒に祈りを
あわせ、礼拝をし、伝道することを願われました。
 それまでサウロは、教会を迫害する者として、一生懸命に活動を
してきました。迫害は正しいことだと確信していたからです。
 そんなサウロが、天からの光を受けました。天からの声は、
驚くべきことを告げます。「わたしはイエスである。」サウロは耳を
疑いました。イエスこそが天に敵対していると信じていたからです。
 ところが、天に敵対していたのは自分だったのです。サウロは、
打ち倒され、何も見ることができなくなりました。自分が正しいと
思っていたサウロは、倒れています。
 しかし、イエスさまは倒して終わるのではなく、サウロがなすべき
ことを告げます。サウロに新しい道を示してくださいました。
 その道に従って生き始めたサウロは、人を生かし、救いをのべる
伝道者として、健やかな歩みを開始したのです。
 サウロに限らず私たちも、イエスさまとの出会いによって
自分自身が砕かれます。自分が何も分かっていないことを知らされ、
自分に死ぬことがおこります。
 しかし、同時に、主が進む道を示してくださるでしょう。
 自分の願う道ではなく、主の備えたもう道に従って進もうとする
時に、新しい喜びや恵みを味わうのです。アナニアという人も、
サウロに対する自分の願いや気持ちではなく、イエスさまの
言葉に従いました。
 奉仕は、自分が好きなことをするのではありません。
 好き嫌い関係なく、イエスさまに従い、イエスさまのために
行うことです。
 しかし、そこにこそ健やかで尊い歩みが開かれます。